患者さんが亡くなられました
私たちにクリニックで治療していた患者さんが亡くなられたと娘さんがご挨拶に来てくださいました。
関節リウマチでほかのクリニックで治療中に肺炎を起こし、マツダ病院呼吸器内科で一命をとりとめたものの、リウマチが悪化してとても痛い状態になられ私たちのクリニックを受診されたのが9年前のことです。
肺炎に注意しつつ薬物療法、関節注射を行って幸いにも症状は大きく改善されました。それから9年間通院され90歳も間近となられましたが、私たちのクリニックに受診して話をするのを楽しみにされておられました。
さいきん進行して転移も広がったすい臓がんが見つかり先日ついに永眠されたとのことでした。リウマチが悪かったときは動くのもつらい状態だったけどその後は一人暮らしで自立した人生を送れた、亡くなるときも苦しまなくて良かったと娘さんに笑顔で言っていただきました。
患者さんが亡くなられたのはとても残念ですが、充実した人生、苦しみが少ない最期、良いエンディングが迎えられたのは医療者としてやりきった感があります。
画像は娘さんから感謝のしるしにいただいた、新種のアジサイです。日持ちのことまで配慮していただきました。ありがとうございます。
土曜日は予想外にたくさんの新患さんに来ていただき、待ち時間が長くなってしまいました。院長も昼ごはん抜きで午後3時半までノンストップ全力で診療しました。