リウマチ患者さんのコロナワクチン接種

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 ゴールデンウィークのお休みも今日までとなりました。あした6日(木)は午前9時から通常の診療です。昨日のこのブログのアクセスは400に達しました。やはり皆さんステイホームされているせいでしょうか?
 コロナワクチンの接種は少しずつ進んでいるようですが、関節リウマチ患者さんはどう対処したらよいでしょうか。4月28日にアメリカリウマチ学会からガイダンス第2版が公表されました。帝京大学内科リウマチ・膠原病グループが5月2日に日本語でアップしてくれています。当クリニックで使っている薬剤について要約して掲載させていただきます。1.リウマチ膠原病疾患の患者さんは、COVID-19ワクチンを接種すべきです。2.COVID-19ワクチンの効果は、免疫調整薬を服用していると低くなると考えられますが、ある程度の防御効果は得られます。3. COVID-19ワクチン接種後に疾患が再燃するリスクは理論的にはあります。
4. COVID-19ワクチンに伴うリウマチ性疾患に対する投薬の調整について本ガイダンスでは、ワクチン接種の前後に一時的に投与を控えることや、治療期間中の特定の時期にワクチンを接種するタイミングを計ることについて、タスクフォースの間で中程度の合意が得られた薬剤を取り上げています。この方法が身体の免疫反応を高めるのに有効であることを示唆するいくつかの証拠がありますが、厳密なルールではありません。実際にどのようにすれば良いかは、担当医と相談をしてください。
4.1. メトトレキサート(リウマトレックス):mRNAワクチン(ファイザー)接種後各1週間は内服しない。1回接種ワクチン(アストラゼネカやジョンソンアンドジョンソンなど)の接種後2週間は内服しない。
4.2. JAK阻害剤(セルヤンツ、オルミエント、スマイラフ、リンヴォック、ジセレカ):各ワクチン接種後1週間内服しない。
4.3. アバタセプト(オレンシア皮下注):ワクチンの初回接種の前後1週間のみ注射しない。
4.4. アバタセプト(オレンシア点滴静注):前回の点滴から4週間後にCOVID-19ワクチンを接種し、その後1週間空けて次の点滴を受ける。
4.8. アセトアミノフェン(カロナール)、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs、ロキソプロフェン、セレコキシブ、ジクロフェナクなど):病勢が安定している場合にはワクチン接種前24時間は中止、接種後は内服OK 
4.9. 以下の薬物療法のタイミングに変更は必要ありません。リウマチ性疾患に対する多くの免疫調整薬の場合、ガイダンスでは、ワクチン接種の前後で薬の服用を中止しないことを提案しています。これらの薬を止めることで、ワクチンに対する体の免疫システムの反応が高まると考える科学的証拠がないからです。スルファサラゾピリジン(アザルフィジン)、タクロリムス、抗TNF生物製剤(例:シムジア、エンブレル、レミケード、シンポニー、ヒュミラ)抗IL-6系生物製剤(例:アクテムラ、ケブザラ)低用量グルココルチコイド(例:プレドニゾン、1日の投与量20mg未満)
画像は以前行ったピザ屋さんのお庭です。