分娩休止

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 今朝の広島の地元新聞のトップニュースは中電病院、JR病院での分娩休止でした。
 院長の長男は中電病院で難産のすえ生まれたので、地域で頼りになる診療科が休止になるのは驚きです。
 分娩というのは24時間のうちいつ生まれるかわからないので複数の産科医がいなければ対応できません。広島市内は他の病院に産科医の人数が足りており、広島県内の産科医の足りない病院に送るために両病院は分娩を休止するとのことです。
 2004年の福島県大野病院で産科医が無実の罪で逮捕された事件もあり、兼ねてから不足していた産科医がいっそう不足して現在の事態を招いたものと思われます。分娩は決してリスクのないものではなく、現場の医師には法律による保護とそれなりの待遇がなければ減るばかりでしょう。

 今日日曜日、当クリニックの同フロア、新甲さなえ女性クリニックは日曜休日当番医を務めておられました。診療、医師会常任理事、スポーツほか超人的にアクティブな生活を送っておられる新甲先生はきっとすごく時間の使い方がお上手です。