アニサキス

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 魚の寄生虫であるアニサキスが最近ちょっと話題のようです。サバやイカの刺身やしめ鯖などでときどき起こる病気で、救急をしておられる消化器内科ならわりとありふれた病気です。
 院長はむろん専門外ですが、医学部生のときに新しく着任された若い寄生体学の教授先生の講義がよく印象に残っています。ざらにある寄生虫、サバやイカに多い(教授は熊本出身だったと思います)、しめ鯖は避けるけどイカの刺身は普通に食べるよ、と笑っておられました。
 学生の時に見学で行った北九州の病院では、腹痛の患者さんが救急で来て、胃カメラでアニサキスを見つけ引っこ抜くと激しい腹痛がすぐ楽になったのをまじかに見ました。
 大学の実習でもサバにうようよいました。でもふつうアニサキスを食べてもほとんどの場合はなにもおこりません。人間の体内でアニサキスが死ぬだけです。アニサキスは加熱や-20度以下の冷蔵で死ぬのですが家庭用冷蔵庫では-20度は無理でしょう。
 院長はサバやイカの刺身を至ってふつうに食べています。

 画像はスタッフTさん手作り。細かい細工できれいですね。