腕の見せどころ

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 今日の私たちのクリニック、朝は寒いためかそんなに多くなかったのですが(広島イーストビル内のよそのクリニックにも行列はなかったです)、徐々に忙しくなり午前中の診療も一時間長くなりました。
 今日も すっかり良くなりました、あんなに痛かったのに、ありがとうございます、助かりました!と何人もの患者さんに言っていただきました。今日も昼休みなく仕事した院長ですが、患者さんに感謝していただければまだまだ頑張れます。そのために医者になったですから。
 今日も帰宅は午後9時過ぎました。オンライン講演で大腿骨の手術の講演を聴いて辛い気持ちを思い出しました。症例によって手術はとても難しいのです。うまくいって当たり前なんてことはありません。ヨーロッパに派遣された先生が、現地の教授夫人に”手術をして給料が増えないなんてありえない”と言われたそうです。
 薬を出すだけなら研修医だってできますが、難しい手術ができるのはほんとうに腕の立つ外科医だけです。しかしこの国では報酬面でまったく評価されません。手術のうまい外科系の医師の滅私奉公で成り立っているのが日本の医療です。
 アメリカのメディカルスクールでは成績順に上から外科医になるそうです。仕事ができればすごく給与がいいからです。私見ですが大谷翔平選手の手術をした整形外科医はこの1症例で1億円くらいもらっているかもしれません、5年でトータル500億円以上と言われるスーパースター大谷翔平選手の選手生命の肘ですから、1億円でもぜんぜん高くないのです。
 画像は先日めぐり合って呑んだ、三重県の銘酒”而今”のにごりです。入手困難なお酒ですが、にごりならもっと濃いいタイプが好きな院長です。