腰痛

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 日本でいちばん多い症状は腰痛といわれています。腰痛は様々な原因で生じており、多くは自然に治るのですが急性期にはひどい痛みがあったり、また長引くこともあります。椎間板に異常のある場合、椎間関節に異常がある場合、脊椎を支える筋群に異常のある場合など様々です。腰痛の症状のちょっとした違いからなにが原因なのか判断していかなければなりません。症状の原因になっている部分を見出してそれに応じた治療をしていきます。牽引などの物理療法、筋膜リリース注射、理学療法士による運動器リハビリテーション、ブロック注射などです。もちろん鎮痛薬を処方することもあります。最近は慢性的な疼痛に対しても副作用の少ない薬が使えるようになりました。
 じっと横になっていても強い痛みがある場合は、脊椎や周囲の腫瘍や炎症性疾患を考えなければなりません。また、足に力が入らない、排尿や排便に障害があり漏れてしまう、こういう場合は特に問題があります。早急にMRIなどの検査が必要になります。

 痛み止めは昔からさまざまなものが用いられてきましたが、合成された薬の第一号は有名なアスピリン(アセチルサリチル酸)です。リウマチに苦しむ母親のためにドイツの化学者が研究して開発したと言われています。それまでの柳の皮とか漢方薬と比べてすばらしく良く効くので世界的に一気に普及しました。

 画像は痛み止めのハーブではありません。