介護保険

比治山の桜
3月も半ば過ぎて暖かい日が増えてきました。あと2週間で比治山も開花するでしょう。
先日の研究会で、介護保険は失敗だったとの講演を聴きました。介護保険は寝たきりを減少させるための制度で、立案段階ではこんなに認知症患者が増えると思っていなかったそうです。うまく機能していなくてもメンツをかけて進めていくのが厚労省です。
介護保険利用者は私たちのクリニックのような医療機関でのリハビリテーションは原則認められていないのです。介護施設でのリハビリを強要しています。介護施設では医師は原則常駐していません。来春平成30年には医療介護とも改定があり、これまで厚労省が着々と進めてきた制度がいよいよ強化される見込みで患者さんにもいいことはなさそうです。