院長だまされる
今日も雨のためか待ち時間が短かった私たちのクリニックです。”ラッキー”と喜ぶ患者さんの顔を見るのもいいものです。明日も待ち時間が長くならない見込みです。
新聞の広告で見かけた”すり減った軟骨は蘇る”という本。すり減った軟骨は回復できないのが医学の常識です。広島大学整形外科の軟骨の専門家も現状はまだ無理と言ってます。常識がひっくり返ったのか?すごい!と思ってアマゾンで注文しました。整形外科医師が書いているのです。新事実があるのか?と読んだのですが、どこにもすり減った軟骨が復活するなんて書いてありませんでした。本来ある硝子軟骨(硝子とはガラスのことですね)がすり減っても線維軟骨が代替することができると書いてあるだけなのです。
そんなことは当たり前で広島の整形外科認定医(認定医でなくても整形外科を名乗れることにご注意ください)ならだれでも知ってることで新事実でもなんでもありません。O脚を是正するとか筋力トレーニングとか月並みの治療のことがさもありがたそうに書いてあるだけです。執筆した医師にはだます気はなかったのでしょうけど惹句は出版社が勝手に書いたのでしょう。サンマーク出版、ひどい三流出版社です。院長はだまされました。ブックオフで即売却です。
画像はクリニック隣の築地銀だこ段原店のコマーシャルです。大谷選手の好成績でまた新キャンペーンです。日本の会社には日本のプロ野球を応援してほしいです。