画像に頼すぎない

画像の説明
 テレビ番組で院長も取り組んでいるのと同様の治療法が取り上げられ、たくさんの新患の患者さんに来ていただいた先週のクリニックでした。テレビ番組はあくまでバラエティー番組で内容に責任をもっているものではありません。病態も患者さんもひとりひとり異なります。そもそも患者さんのために番組を作っているわけではありません。視聴率のためでしょう。テレビでやっていることを鵜呑みにされませんように。
 火曜からセミナー、講演会、南区医師会、日赤病院講演会と連日と続いた先週ですが、もっとも有益だったのは、大阪大学の先生の講演会で、”画像結果と学会の分類基準に頼りすぎない”というメッセージでした。
 造影MRI画像と疾患の分類基準に当てはめるだけの診療で多くのまちがった診断が行われ、それに沿った過剰な医療が行われているのが世界的に問題になっているそうです。