人のためになる仕事

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 今日もたくさんの患者さんに訪れていただいたわたしたちのクリニック、特に夕方は1歳のお子さんにも来てもらって、ちょっと綱渡りでした。
 小さいお子さんは症状をはっきり言うことができないし、X線などの検査も怖がって難しいことがしばしばです。今日受診されたお子さんは聞き分けもよくて、当クリニックの高性能X線装置で骨折がよくわかりました。院長も白衣を脱いでおいて今日はぜったい注射はなし、とお話しして恐怖感を持たれないように努めています。
 夜10時過ぎてようやく帰宅したのですが、ご飯を食べながら見た番組で医師になりながら映画監督になった人のことをやっています。
 言語道断です。この男が医学部に行ったために患者さんを救う仕事を断念した学生がいたはずですし、医学部卒業までに5000万円以上がむだに費やされています。実家は長崎のお医者らしいのですが責任をとって国家に一億円くらい寄付してほしいものです。
 高校の成績がいい、人に教えてもらうのが上手、だけで務まらないのが医師という仕事です。数限りない患者さんと付き合うために一生を棒に振る覚悟がない奴は医学部に進むべきではありません。