院外薬局について

政府の委員会だかなんだかで決まったらしい。
何十年も前から厚生省(当時)は医師会を目の敵にして制度を改悪してきました。
医師会が厚生省の言いなりにならなかったからです。
20年くらい前から医薬分業制度が進められました。病院で薬を出すと悪徳医師が儲けるために薬を出しすぎるので、医院と薬局を分ける必要がある、世界の先進国はそれが当然なんです、というのです。
しかし薬剤費はぜんぜん減りませんでした。私たち現場の医師が自分たちの儲けのために薬を出しているのではないからです。厚労省の役人は私たちが自分たちの儲けのために薬を処方していると思っていますが、現場で患者さんと向き合っている私たちはそんなことができるわけがありません。
私たちは患者さんの治療のために処方しているのであり、週刊誌に出ている働かない有名なドクターの何倍も患者さんを診ています。
厚労省のいいなりに誘導されるマスコミについては言うまでもありません。