レジオネラ菌

東北地方の公衆浴場でレジオネラ菌の感染がおこったとのことです。
レジオネラというききなれない菌が見つかったのはたかだか40年まえくらいで、当時はなぞの病気でしたが空調用のクーリングタワーから撒き散らされることが突き止められました。
日本では循環式の公衆浴場で相次いで見つかり、最近では対策もなされているはずでした。
家庭用の24時間風呂で発生したこともありました。
授業や試験対策でははずせないトピックですが、現場で診療に当たっているとほとんど見ることはありません。
一定の地域で次々ヘンな肺炎が起こっていることに気がつくと診断できる可能性が高くなります。
広島市内だと患者さんがいくつかの病院にバラバラと受診すると集中発症していることがわかりにくく、診断を困難にする恐れがあるような気がします。