マグネシウムと偽痛風

画像の説明
 高齢の女性にときどき生じる、とても痛い関節の病気、偽痛風。病名が示すように痛風に似ているけど違う病気です。そもそも女性の痛風発作はかなり珍しい病態ですから、関節炎歴のない女性が尿酸を下げる薬を内服する必要はほぼありません。
 今回、県立広島病院からご紹介いただいた女性は低マグネシウム血症が原因と考えられています。低マグネシウムと偽痛風の関連は文献上ではいくらか報告が見られますが確定的ではありません。マグネシウムはよく便秘の薬として用いられ、高マグネシウム血症がじつはたくさん潜んでいることも知られています。
 また、マグネシウムは骨粗鬆症に対しても有効性も知られています。マグネシウムは大豆に多く含まれていますからお豆腐がいいんでしょうけどその真実はまだわかりません。だからこそよりよい治療の目指す余地があるのです。
 画像は宇部市で学生時代を過ごしたマンションのそばのスーパー。いまだ健在でした。学生時代から自炊派の院長はよく買い物をしていたので懐かしくてちょっとウルっとなりました。
 旅先なので荷物になるものを買うわけにはいきませんがなにも買わないわけにはいきませんからペットボトル飲料を買いました。